NISA口座はどこで開く?主な証券会社の比べ方|本数・積立方法・変更手続き

NISA口座はどこで開く?主な証券会社の比べ方|本数・積立方法・変更手続きのイメージ年金と老後

先に結論

  • NISA口座は1人1口座。ただし金融機関は年単位で変えられます
  • 比べる項目は、取扱本数、積立の払い方(クレジットカード・電子マネー・銀行引落)、最低額と頻度、ポイントの種類
  • 5社とも100円から積み立てられます(一部の商品・払い方を除く)。クレジットカードは、使えるカードの発行会社が会社ごとに違います
  • 取扱本数は各社の公表の基準日がそろっていません。本数の多い少ないより、使いたい商品があるかで見ます
  • 変えるときは、いまの金融機関で勘定廃止通知書を受け取り、新しい金融機関に出します。前年10月1日からその年の9月30日までに手続きします
NISA口座の金融機関を変える手順。いまの金融機関に変更届出書を出し、勘定廃止通知書を受け取り、新しい金融機関に出す

この記事は、特定の証券会社や商品をすすめるものではありません。 NISA口座を開く先を、同じ項目で比べるための整理です。 並べたのはネット証券の主な5社で、紹介料は受け取っていません(広告リンクはありません)。 NISA口座は、銀行・対面の証券会社・ゆうちょ銀行などでも開けます。金融庁も「銀行や証券会社など」に開設すると説明しています。

制度の中身(年間360万円・生涯1,800万円の枠、つみたて投資枠と成長投資枠の違い)は金融庁のNISA特設ウェブサイトにまとまっています。家の頭金とNISAのどちらにお金を回すかは「頭金とNISA、どちらにお金を回すか」で整理しています。

NISA口座は1人1口座、変更は年単位

最初に押さえておくのは、口座のルールです。

  • NISA口座は、すべての金融機関を通じて1人1口座です
  • 金融機関は年単位で変えられます
  • 変えても、それまでに買った商品は新しい金融機関に移せません。もとの金融機関でそのまま持ち続けます

つまり、最初に開いた金融機関を一生使う必要はありません。 ただ、変えると口座が2か所に分かれて、残高の確認が2か所になります。最初にある程度比べてから開くほうが、あとの手間は減ります。

5社を同じ項目で並べる

2026年10月24日に、各社の公式ページで確かめた内容です。

項目SBI証券松井証券マネックス証券三菱UFJ eスマート証券楽天証券
つみたて投資枠の本数(基準日)公式サイトで確認約240銘柄(2025年1月時点)260本(2026年8月末時点)約270銘柄(2026年6月26日現在)251本(2025年2月28日時点)
成長投資枠の投資信託の本数(基準日)1,501本(2026年1月15日時点)約1,100銘柄(2025年1月時点)1,300本以上(2026年8月末時点)公式サイトで確認1,324本(2025年2月28日時点)
積立の最低額おおむね100円以上毎月100円から100円または1,000円から毎月100円以上月々100円から
積立の頻度毎日・毎週・毎月・複数日・隔月(つみたて投資枠は複数日・隔月を除く)毎月・毎週・毎日毎日・毎月毎月毎月(銀行連携の払い方なら、つみたて投資枠で毎日も選べる)
クレジットカードで積立三井住友カード(Olive含む)JCBオリジナルシリーズdカード・マネックスカード・JCBカード三菱UFJカード・au PAYカード楽天カード
電子マネーで積立公式サイトで確認公式サイトで確認公式サイトで確認公式サイトで確認楽天ペイ残高
銀行口座から銀行引落サービス定期入金(毎月27日に引落し、1万円以上)銀行de自動つみたて など口座振替(自動引落)楽天銀行マネーブリッジ、その他金融機関
投資信託の保有でたまるポイントあり松井証券ポイントdポイントまたはマネックスポイントPontaポイント楽天ポイント(対象のファンド)

順番は五十音順で、優劣ではありません。

(出典:各社のNISA・投資信託・積立・クレジットカード積立の公式ページ。2026年10月24日に確認)

取扱本数は、基準日がそろっていない

表の本数は、各社が公式ページに載せている数字を、その基準日とともに写しました。 2025年初めの数字と2026年の数字が混ざっていて、そのまま比べられません。 「公式サイトで確認」としたところは、ページの本文に数字が見つからなかったものです。

つみたて投資枠で買えるのは、国が定めた基準を満たした投資信託だけです。どの会社も、その中から選んで扱っています。 本数の多い少ないより、自分が使いたい種類の投資信託がその会社にあるかを、各社の商品一覧で確かめるほうが確実です。

積立の払い方と頻度

積立の払い方は、大きく3つに分かれます。

  1. 証券口座に入金して、そこから買う(銀行からの自動入金のサービスを組み合わせられる会社が多い)
  2. クレジットカードで払う
  3. 電子マネーで払う(表の5社では、楽天証券の楽天ペイ残高)

クレジットカードで払う場合、頻度は毎月になる会社が多く、SBI証券は「カード払いは毎月のみ」と案内しています。 毎日や毎週の積立を使いたい人は、証券口座から払う方法になります。

みぞれ
みぞれ

カードで払うと、何がいいの?

しぐれ
しぐれ

入金の手間がなくなり、カード会社のポイントがつきます。ただし使えるカードは会社ごとに決まっていて、家族カードは使えないところがあります。手元のカードが使えるかを先に見ます。

カード積立の上限は、SBI証券・マネックス証券・三菱UFJ eスマート証券・楽天証券が月10万円と案内しています。つみたて投資枠の年120万円は、月にならすと10万円です。 松井証券のクレカ積立のページには、上限の記載が見つかりませんでした。

ポイントの種類

ポイントは、つく場面が2つあります。

  • カードで積み立てたとき:カード会社のポイント(Vポイント、J-POINT、dポイント、グローバルポイント、Pontaポイント、楽天ポイントなど)
  • 投資信託を持っているあいだ:証券会社のポイント(会社ごとに対象の商品と率が違う)

還元率は、カードの種類、カードの利用額、時期の特典で変わります。この記事では率は載せません。 すでに使っているポイントやカードがある人は、そのポイントがつく会社かどうかで比べると、迷いが減ります。

どんな人が、どの項目を見比べるか

項目ごとの見比べ方

  • クレジットカードで積み立てたい人は、手元のカードの発行会社が、どの会社のカード積立に対応しているかを見る
  • 毎日・毎週など細かく積み立てたい人は、積立の頻度と、その頻度を選べる払い方を見る
  • ポイントで投資信託を買いたい人は、いま貯めているポイントが使える会社かを見る
  • 個別の株も買いたい人は、成長投資枠で買える株式の範囲(国内株・米国株、1株から買えるか)を各社のページで見る
  • 家族でまとめて管理したい人は、2027年1月からのこどもNISAの扱いも見る(金融機関は変えられないため)

こどもNISAの口座選びは「こどもNISAの口座はどこで開く?」で、別に整理しています。

金融機関を変える手順と期限

NISA口座の金融機関は、年単位で変えられます。手順は金融庁の説明のとおりです。

  1. いまの金融機関に「金融商品取引業者等変更届出書」を出す
  2. いまの金融機関から「勘定廃止通知書」が届く
  3. 新しい金融機関に「非課税口座開設届出書」と勘定廃止通知書を出す
  4. 新しい金融機関で、変更した年分からNISA口座で買えるようになる

変更後の金融機関の非課税口座にNISA口座を設けようとする年(年分)の前年10月1日からその年の9月30日の間に提出する必要があります。

(金融庁 NISA特設ウェブサイト「よくある質問」)

その年に1回でも買っていると、その年分は変えられない

変更届出書を出す日より前に、いまの金融機関のNISA口座でその年に1回でも買っていると、その年分の変更はできません。 翌年分からの変更になります。 毎月の積立を設定している人は、1月の積立で買った時点でその年は変えられなくなります。

たとえば2027年分から金融機関を変えたい場合、手続きできるのは2026年10月1日から2027年9月30日までです。 楽天証券は、変更の書類が10月1日以降に届いた場合は、その年に使っていなくても翌年からの開設になると案内しています。年をまたぐ前後は、各社の締切を確かめてください。

みぞれ
みぞれ

変えたら、前の会社の投資信託は売らないといけないの?

しぐれ
しぐれ

売らなくて大丈夫です。前の会社のNISA口座で、非課税のまま持ち続けられます。新しく買う分だけが、新しい会社になります。

住宅の営業担当の方へ

家づくりの資金計画の中で、NISA口座の開き先を聞かれることがあります。

聞かれたときに押さえておくこと

  • NISA口座は1人1口座。金融機関は年単位で変えられる(前年10月1日〜その年9月30日に手続き、その年に買っていれば翌年分から)
  • 開ける先は証券会社だけでなく、銀行・ゆうちょ銀行なども
  • 比べる項目は、取扱本数・積立の払い方・頻度・ポイント。特定の会社や商品は、営業担当からはすすめない
  • 投資信託は元本が保証されない。頭金に使う予定のお金をNISAに回すかは「頭金とNISA、どちらにお金を回すか」

まとめ

  • NISA口座は1人1口座。金融機関は年単位で変えられ、買った商品はもとの金融機関で持ち続ける
  • 比べる項目は、取扱本数、積立の払い方(カード・電子マネー・銀行)、最低額と頻度、ポイントの種類
  • 取扱本数は基準日がそろっていない。使いたい商品があるかで見る
  • クレジットカードは、使えるカードの発行会社が会社ごとに違う。上限は月10万円と案内する会社が多い
  • 変えるときは勘定廃止通知書を受け取って新しい金融機関に出す。前年10月1日〜その年9月30日、その年に買っていれば翌年分から

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出典

本記事は2026年10月24日時点で金融庁と各社が公表している内容にもとづく比較です。特定の金融機関・金融商品をすすめるものではなく、掲載順に優劣はありません。投資信託は元本が保証されず、値下がりすると投資した額を下回ることがあります。取扱商品・積立の条件・ポイントは変わることがあるため、口座を開く前に各金融機関の公式サイトでご確認ください。NISAの税金の扱いで個別に判断が要るときは、所轄の税務署にご確認ください。

よくある質問

NISA口座はいくつ開けますか?

1人1口座です。同じ年に2つの金融機関でNISA口座を使うことはできません。金融機関は年単位で変えられます。

NISA口座の金融機関は、途中で変えられますか?

年単位で変えられます。いまの金融機関に「金融商品取引業者等変更届出書」を出して「勘定廃止通知書」を受け取り、新しい金融機関に出します。変えたい年の前年10月1日からその年の9月30日までに手続きします。その年にすでにNISA口座で買っていると、その年分は変えられません。

金融機関を変えると、持っている投資信託も移りますか?

移りません。それまでのNISA口座で買った分は、もとの金融機関のNISA口座でそのまま持ち続けます。新しい金融機関では、変更した年分から買います。

クレジットカードで積み立てると、何が違いますか?

証券口座に入金する手間がなく、カード会社のポイントがつきます。この記事の5社のうち4社は、カード積立の上限を月10万円と案内しています(松井証券は同社のページに上限の記載がありませんでした)。カードの種類は会社ごとに決まっていて、家族カードは使えないところがあります。