先に結論
- 団信の種類は、一般の団信/がん保障付き/3大疾病付き/8大疾病付き/ワイド団信/夫婦連生に分けられます
- 名前より先に見るのは、保険金が出る条件です。「診断されたら」なのか、「働けない状態が◯か月続いたら」なのかで、同じ病名でも出る場面がまったく違います
- がんの保障には待ち期間があります。フラット35の3大疾病付きでは、保障開始日から90日以内に診断確定されたがんは対象外です。上皮内がんも対象外です
- フラット35の新3大疾病付機構団信は年0.24%の上乗せ。年3.830%・3,000万円・35年なら、35年で約181万円増えます(2026年10月、当方計算)
- 民間の住宅ローンは、上乗せなしの商品から年0.2%以上の商品まであり、名前・条件・上乗せが金融機関ごとに違います。後半の項目で比べてください
住宅ローンの申込書には、たいてい団信(団体信用生命保険)を選ぶ欄があります。「がん100%」「3大疾病」「8大疾病」と並んでいると、保障が多いほど安心に見えます。
ただ、病名の数が多くても、保険金が出る条件が厳しければ、使える場面は限られます。この記事では、団信の種類ごとにどんなときに保険金が出て、いくら払うのかを比べます。
この記事の前提
条件が公表されていて確かめられるので、数字はフラット35(住宅金融支援機構)のものを使います。
民間の金融機関の団信は、同じ「3大疾病」という名前でも、保険金が出る条件・待ち期間・上乗せの率が違います。特定の商品は紹介しません。借入先で確かめる項目を後半にまとめました。
団信と生命保険の重なり(生命保険をいくら減らせるか)は、団信に入ったら、生命保険はいくら減らせるかで書いています。この記事は、団信どうしの比べ方に絞ります。
団信の種類を一覧で見る
団信は、住宅ローンを借りた人が亡くなったときなどに、保険金で残りのローンを返す保険です。保険の契約者と受取人は金融機関で、借りた人は被保険者です。生命保険文化センターは、保険料についてこう説明しています。
一般的に団信の保険料は住宅ローンの金利に含まれていますので、ローンの返済と別に保険料を払い込む必要はありません。
(公益財団法人 生命保険文化センター「団体信用生命保険について知りたい」)
この「基本の団信」に、病気の保障を足したり、入りやすくしたりしたものが、種類の違いです。
| 種類 | 基本の保障に足されるもの | 保険金が出る条件の型 | 費用 |
|---|---|---|---|
| 一般の団信 | なし(死亡。商品により高度障害、身体障害) | 亡くなったとき、所定の障害状態になったとき | 金利に含まれることが多い |
| がん保障付き | 所定のがん | 診断確定されたとき。残高の100%か50%かは商品による | 上乗せなし〜年0.1%程度の商品がある |
| 3大疾病付き | がん・急性心筋梗塞・脳卒中 | がんは診断確定。心筋梗塞・脳卒中は60日以上所定の状態が続くか、所定の手術 | フラット35は年0.24%。民間は年0.2%の商品がある |
| 8大疾病付き | 3大疾病+高血圧症・糖尿病・慢性腎不全・肝硬変・慢性膵炎など | 足した病気は働けない状態が一定期間続いたときが多い | 商品による |
| ワイド団信 | 保障は同じ。入れる条件をゆるめたもの | 一般の団信と同じ | 割増分が金利に上乗せされるのが一般的。年0.2%の商品がある |
| 夫婦連生 | 2人目の被保険者 | どちらかに万一があれば、2人分のローンが消える | フラット35のデュエットは年0.18% |
民間の上乗せの幅は、2026年9〜10月に公式ページ・商品概要で確かめた3つの金融機関の例です。民間全体の相場ではありません。
ここから、表の「保険金が出る条件の型」を順に見ていきます。団信を比べるときに一番差が出るのは、この列です。
フラット35の3大疾病付きは、年0.24%で何が増えるか
フラット35の団信は2種類です。新機構団信(死亡・身体障害)と、それに3大疾病と介護を足した新3大疾病付機構団信です。2つに共通する点(高度障害保険金がない、80歳で終わる)は生命保険との重なりの記事に書きました。ここでは足される部分だけを見ます。
| 足される保障 | 保険金が出るとき |
|---|---|
| がん | 所定の悪性新生物(がん)にかかり、医師による診断確定がされたとき |
| 急性心筋梗塞 | 初診日からその日を含めて60日以上、労働の制限を必要とする状態が続いたと医師に診断されたとき、または治療を直接の目的として所定の手術を受けたとき |
| 脳卒中 | 初診日からその日を含めて60日以上、言語障害・運動失調・麻ひなどの他覚的な神経学的後遺症が続いたと医師に診断されたとき、または所定の手術を受けたとき |
| 介護 | 公的介護保険で要介護2以上と認定されたとき、または保険会社所定の要介護状態が180日以上続いたとき |
出典は住宅金融支援機構「新機構団体信用生命保険制度の概要」(2025年4月現在)と「団信弁済パンフレット」(2026年4月版)です。所定の手術は、開頭術・開胸術・ファイバースコープ手術・血管・バスケットカテーテル手術の4つで、吸引・穿刺などの処置は除かれます。
がんでも保険金が出ないとき
団信弁済パンフレットには、がんで支払いの対象外になる場合が並んでいます。
- 上皮内がん(非浸潤がん・大腸粘膜内がんなど)と、皮膚の悪性黒色腫以外の皮膚がん
- 保障開始日より前にがんと診断確定されていた場合(本人が知っていたかどうかを問いません)
- 保障開始日からその日を含めて90日以内にがんと診断確定された場合。その再発・転移も対象外です
つまり、団信に入ってすぐの約3か月は、がんの保障が働きません。急性心筋梗塞と脳卒中も、保障開始日より前の病気が原因なら対象外です。加入時に告知していても同じです。

がんと診断されたら、すぐローンが消えるわけじゃないの?

「がん」という言葉と、保険金が出る「所定のがん」は同じではありません。上皮内がんと、入ってから最初の90日は外れる。ここを覚えておいてください。
入れる人と、あとから変えられないこと
| 項目 | 新機構団信 | 新3大疾病付機構団信 |
|---|---|---|
| 申し込める年齢 | 満15歳以上満70歳未満 | 満15歳以上満51歳未満 |
| 足される保障の期限 | — | 満75歳の誕生日の属する月の末日まで。翌月からは新機構団信の保障 |
| 加入できない人 | — | 過去にがんと診断された人 |
| デュエット(夫婦連生) | 使える | 使えない |
| 借入金額が5,000万円を超えるとき | — | 告知事項の有無にかかわらず健康診断結果証明書を出す |
もう1つ大事なのが、加入したあとのことです。機構の「ご加入の手続・ご注意点」にはこう書かれています。
ご加入いただいた後に保障の内容の変更はできません。
3大疾病付きを選ぶかどうかは、借入時の1回で決まります。また、満75歳で3大疾病の保障が終わっても、借入金利は契約時のまま変わりません。75歳を過ぎて返済が残る組み方なら、その期間は0.24%を払いながら保障は新機構団信と同じになります。
「診断されたら」と「働けない状態が続いたら」は別の保障
病名が増えるほど、保険金が出る条件の型が混ざってきます。比べるときは、病名ではなく型で並べると見えやすくなります。
| 型 | 例 | 出やすさ |
|---|---|---|
| 診断確定で残高が消える | フラット35のがん、多くのがん保障付き団信 | 診断の時点で決まる |
| 所定の状態が60日以上続く、または所定の手術 | フラット35の急性心筋梗塞・脳卒中 | 診断だけでは出ない |
| 働けない状態(就業不能)が一定期間続く | 8大疾病付きで足される病気に多い | 期間が過ぎるまで出ない |
8大疾病の「就業不能」の型は、商品によって中身がかなり違います。私が確かめた民間の商品概要(2024年9月1日現在)の一例は、次のとおりでした。
- 高血圧症・糖尿病・慢性腎不全・肝硬変・慢性膵炎で働けない状態が12か月を超えて続いたら、その時点の残高が保障される
- それまでの間は、最長12か月分(通算36か月)の毎月の返済額が保障される
- ローン実行日から3か月は待機期間で、その間に働けなくなっても対象外
- 「働けない状態」は、本人の経験・能力に応じたどんな仕事にも全く就けない状態
「8大疾病で残高がゼロ」と書かれていても、高血圧や糖尿病で診断されただけでは保険金は出ないことが多い、ということです。商品ごとに確かめるのは、働けない状態の定義と期間、待機期間、毎月の返済の保障の有無です。

就業不能の型は「1年働けなかったら」のように長い期間がかかります。その間の生活費は、会社員なら傷病手当金が先に支えます。団信の病名を増やす前に、公的な給付でどこまで持つかを数えておくと、上乗せを払う意味があるかが見えます。
会社員の傷病手当金は、給与のおおむね3分の2が通算1年6か月です。計算は傷病手当金でいくらもらえるかにまとめています。
金利の上乗せは、返済総額をいくら増やすか
上乗せは年0.1%や0.2%と小さく見えます。でも、35年かけて残高全体にかかるので、総額では大きくなります。
フラット35の場合(2026年10月)
2026年10月資金受取分の【フラット35】(借入期間21年以上35年以下、融資率9割以下)で最も多い金利は年3.830%です。これは新機構団信付きの金利で、団信の種類で次のように変わります。
| 団信 | 金利 | 毎月の返済 | 新機構団信との差(月) | 35年(420回)の差 |
|---|---|---|---|---|
| 団信に加入しない | 年3.630%(−0.2%) | 126,257円 | −3,533円 | 約148万円少ない |
| 新機構団信 | 年3.830% | 129,790円 | — | — |
| デュエット(夫婦連生) | 年4.010%(+0.18%) | 133,012円 | +3,222円 | 約135万円 |
| 新3大疾病付機構団信 | 年4.070%(+0.24%) | 134,094円 | +4,304円 | 約181万円 |
借入額3,000万円・35年・元利均等・ボーナス返済なし・金利は最後まで同じとした当方計算です。月の返済は円未満を切り捨てました。機構が公表している返済額の目安(年1.80%の例)と同じ計算方法で、同じ結果になることを確かめています。
団信に加入しない場合の金利は、機構のよくある質問で「新機構団信付き【フラット35】の借入金利-0.2%」とされています。健康上の理由以外で入らない場合は、家族と十分に検討するよう書かれています。
フラット35の金利は毎月変わります。同じ2026年10月の金利で、生命保険をいくら減らせるかまで計算した表は、生命保険との重なりの記事にあります(数字はこの表と同じです)。
民間の住宅ローンの場合(金利は仮の数字)
民間の住宅ローンは、金利も上乗せも金融機関ごとに違います。そこで、元の金利を年1.0%と仮に置いて、上乗せ0.1%・0.2%・0.3%で比べます。
| 上乗せ | 金利 | 毎月の返済 | 差(月) | 35年(420回)の差 |
|---|---|---|---|---|
| なし | 年1.0% | 84,685円 | — | — |
| 年0.1% | 年1.1% | 86,091円 | +1,406円 | 約59万円 |
| 年0.2% | 年1.2% | 87,510円 | +2,825円 | 約119万円 |
| 年0.3% | 年1.3% | 88,944円 | +4,259円 | 約179万円 |
3,000万円・35年・元利均等・ボーナス返済なし・金利は最後まで同じとした当方計算です。変動金利は途中で変わるので、実際の差はこの通りにはなりません。

「35年の差」を、同じ保障を民間の保険で買ったときの保険料と並べてみてください。団信の上乗せは、ローンの残高が減っても率は同じです。一方で、保障される金額(残高)は年々減っていきます。
上乗せの付き方も確かめる
同じ「年0.2%」でも、付き方で負担が変わります。確かめた民間の資料では、次のような違いがありました。
- 基本の団信は上乗せなし、特約を足すと上乗せ
- がん保障で、残高の50%を保障する型は上乗せなし、100%の型は上乗せあり
- 特約付きの団信は50歳未満(または50歳以下)しか申し込めない
- 夫婦で借りるときの特約は、1人のときより上乗せが大きい
金利に上乗せせず、保険料を別に払う型もあります。生命保険文化センターは、別払いの型で保険料を払込猶予期間中に払わなかったときは脱退扱いになり、再加入できないと注意しています。
ワイド団信と、団信に入れないとき
ワイド団信は、保障を増やすものではなく、入れる条件をゆるめたものです。生命保険文化センターの説明です。
通常の団信に比べて加入条件が緩和されているため、保険料は割増となりますが、割増分は住宅ローンの金利に上乗せされるのが一般的です。
糖尿病や高血圧症など、健康上の理由で通常の団信に入れない場合でも、入れる可能性があるとされています。保障の内容は通常の団信と変わりません。ただ、ワイド団信も審査があり、入れない場合があります。
団信に入れないときの選び方は、大きく2つです。
- 団信の加入を借入れの条件にしない金融機関を探す。フラット35は、団信に入らなくても利用でき、金利は0.2%低くなります
- ローンとは別に、民間の生命保険で残高ぶんを備える
民間の住宅ローンは、団信に入れることを借入れの条件にしている機関が多くあります。審査より先に団信の告知で止まることがある点は、事前審査と本審査の記事に書いています。
告知は、団信の種類を選ぶ前の話
どの団信も、入るときに健康状態を告知します。保険法は、告知を求められた重要な事項について、事実を告知しなければならないと定めています(第37条)。故意または重大な過失で事実を告げなかったり、事実と違うことを告げたりすると、保険会社は契約を解除できます(第55条)。
フラット35の注意事項にも、告知の内容と事実が違っていると、保険金が支払われず債務を弁済できないことがあると書かれています。
告知で気をつけること
- 告知書(Web画面)に、告知日時点のありのままを本人が書く。病名や通院の時期は、診察券やお薬手帳で確かめてから書く
- 金融機関の担当者に話しただけで、告知したことになるとは限らない。金融庁の監督指針は、保険の募集人に対し、顧客が告知しようとする際に、告知を受け取る権限(告知受領権)の有無を説明することを求めています。誰に伝えれば告知になるのかを確かめる
- 3大疾病付きなどで入れなかったとき、基本の団信に切り替えられる場合がある(フラット35)。民間の扱いは借入先で確かめる
金融庁は2006年に、団体保険についても「契約概要」と「注意喚起情報」に整理した説明を徹底するよう、保険会社に文書で要請しています。団信の申込書についてくる「契約概要」「注意喚起情報」(被保険者のしおり)に、保険金が出る条件と出ない条件が書かれています。比べるときは、パンフレットの表ではなく、この書面を並べてください。
夫婦で借りるときの団信
夫婦で借りる場合は、誰に何があったら、どの借入れが消えるかが組み方で変わります。
- フラット35の連帯債務なら、どちらか1人が入るか、2人で「デュエット」(年0.18%の上乗せ)に入るかを選べます。デュエットは新3大疾病付きでは使えません
- ペアローンは、それぞれが自分の借入れに団信を付けます。亡くなった人の借入れだけが消え、もう一方は返済を続けます
組み方ごとの表は、ペアローン・収入合算・単独の比べ方にまとめています。民間の夫婦連生の団信は、取り扱いがあるか、上乗せがいくらか、どちらか一方に万一があったときに2人分が消えるのかを確かめます。
借入先で確かめる項目
民間の団信は、名前が同じでも中身が違います。次の項目を、候補の金融機関ごとに埋めると比べられます。
団信を比べる項目
- 保険金が出る条件:がんは診断確定か。心筋梗塞・脳卒中は「60日以上」か「手術」でも出るか。足した病気は就業不能の期間が何か月か
- 出る金額:残高の100%か50%か。就業不能の間、毎月の返済を保障するか
- 対象外:上皮内がんは対象か。保障開始日前の病気の扱い
- 待ち期間:がんの保障が始まるのは何日目か。就業不能の待機期間はあるか
- 上乗せの率と付き方:金利への上乗せか、保険料の別払いか。夫婦で借りるときの率
- 入れる年齢と、保障が終わる年齢:特約の申込みは何歳未満か。特約の保障は何歳で終わり、そのあと金利は下がるか
- 告知:告知書の質問、健康診断書が要る借入額、誰に伝えれば告知になるか
- あとから変えられるか:借入れ後に特約を付けたり外したりできるか
私は、保障の数を比べる前に、「保険金が出る条件」の行を埋めるのが、団信選びでいちばん差が出るところだと考えています。
住宅会社の営業担当の方へ
お客様に団信を聞かれたら、次の3つを答えられるようにしておくと、話がぶれません。
- その団信で、どんなときに保険金が出て、どんなときに出ないか(診断か、期間か、上皮内がんや90日の扱い)
- 上乗せで35年の返済がいくら増えるか(この記事の表の考え方で、借入額に合わせて出せます)
- あとから変えられるか(フラット35は変更できない)
商品の良し悪しではなく、条件を並べて渡すと、お客様が自分で決められます。
まとめ
- 団信の種類は、一般/がん/3大疾病/8大疾病/ワイド/夫婦連生。名前より、保険金が出る条件の型を見る
- フラット35の新3大疾病付機構団信は年0.24%。がんは診断確定で対象、ただし上皮内がんと保障開始日から90日以内は対象外。心筋梗塞・脳卒中は60日以上の状態か所定の手術
- 申込みは満51歳未満、過去にがんと診断された人は入れない、加入後は変更できない。75歳で3大疾病の保障が終わっても金利は下がらない
- 8大疾病で足される病気は、働けない状態が長く続いたときに出る型が多い
- 上乗せの総額は、3,000万円・35年で年0.24%なら約181万円(年3.830%)、年0.1%なら約59万円(年1.0%と仮定)。当方計算
- 比べるときは、パンフレットではなく契約概要・注意喚起情報を並べる
病名の数ではなく、出る条件と35年の総額を並べる。並べれば、上乗せを払う価値は計算できます。
出典
- 住宅金融支援機構【フラット35】「新3大疾病付機構団信の加入要件・保障内容」
- 住宅金融支援機構【フラット35】「新機構団信の加入要件・保障内容」
- 住宅金融支援機構【フラット35】「ご加入の手続・ご注意点」
- 住宅金融支援機構「新機構団体信用生命保険制度の概要」(2025年4月現在)
- 住宅金融支援機構「団信弁済パンフレット(新機構団信制度加入者用)」(2026年4月版)
- 住宅金融支援機構「最新の金利情報」
- 住宅金融支援機構 よくある質問「新機構団信制度に加入しない場合」
- 公益財団法人 生命保険文化センター「団体信用生命保険について知りたい」
- 金融庁「消費者信用団体生命保険への対応について」
- 金融庁「保険会社向けの総合的な監督指針」II-4 業務の適切性
- e-Gov法令検索 保険法
フラット35の数値は2026年10月17日時点の公表内容(金利は2026年10月資金受取分)です。民間の団信の上乗せの幅と条件は、2026年9〜10月に確かめた金融機関の公式ページ・商品概要の例で、相場を示すものではありません。返済額の試算は当方計算で、元利均等返済・ボーナス返済なし・手数料を含みません。保険金が出る条件は契約ごとの約款で決まります。個別の判断は、借入先の金融機関と引受保険会社の窓口にご確認ください。
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よくある質問
がん団信は必要ですか?
決め手は、がんで働けなくなったときに住宅ローンの返済が家計をどれだけ圧迫するかと、すでに持っている保障です。会社員なら傷病手当金、加入中のがん保険や就業不能保険で、どこまで返済を続けられるかを先に数えます。足りない部分が住宅ローンの返済なら、がん保障付きの団信は候補になります。上乗せ分の総額(3,000万円・35年なら年0.1%で約59万円〈金利1.0%の場合〉)と比べて決めます。
3大疾病付きの団信なら、がんと診断されたらローンはなくなりますか?
フラット35の新3大疾病付機構団信では、所定のがんと診断確定されたときが支払いの対象です。ただし、上皮内がんと、皮膚の悪性黒色腫以外の皮膚がんは対象外です。保障開始日からその日を含めて90日以内に診断確定されたがんや、保障開始日より前に診断確定されていたがんも対象外です。急性心筋梗塞と脳卒中は、診断だけでは足りず、60日以上所定の状態が続くか、所定の手術を受けたときが対象です。
フラット35の3大疾病付きの団信は、金利がいくら上がりますか?
新機構団信付きの借入金利に年0.24%が上乗せされます(2026年10月時点)。2026年10月の最も多い金利年3.830%で3,000万円を35年・元利均等で借りると、毎月の返済は4,304円、35年で約181万円増えます(当方計算)。満75歳で3大疾病の保障が終わったあとも、金利は下がりません。
8大疾病付きの団信は、3大疾病付きと何が違いますか?
3大疾病に、高血圧症・糖尿病・慢性腎不全・肝硬変・慢性膵炎などの病気を足したものです。名前と範囲は商品ごとに違います。足した病気は、診断されただけでは保険金が出ず、働けない状態が一定期間続いたときが対象になる商品があります。確かめた商品では、12か月を超えて続いたときに残高が保障され、それまでは最長12か月分の返済額が保障される形でした。
団信に入ったあとで、種類を変えられますか?
フラット35では、加入後に保障の内容は変更できないと公表されています。民間の住宅ローンでも、特約は借入時にしか付けられないことが多いので、借入先で確かめてください。借り換えると団信は入り直しになり、あらためて告知が必要です。



